レモンの街として有名なマントン(Menton)について紹介.
コートダジュールの強い日差しを利用したレモンの栽培が盛んな街.町の中にはレモン関連の商品を扱ったお店が多数あります.さらに,毎年2月には「レモン祭り」が開催され,レモンで作ったオブジェが展示やパレードが行われています.また,マントンはジャン・コクトーが愛した街としても有名.マントンには二つのジャン・コクトー美術館があります.
地中海気候を利用したレモンの栽培が盛ん
マントンには街中にレモンの木が植えられていて,街がレモンの香りに包まれています.マントンのメインストリートでは写真のようなレモンで作ったドリンク,お酒,タルトなどがたくさん売られており,
レモン製品の中で特に有名なのが「レモン・チェッロ」です.とてもアルコール度数の強いレモンリキュールです.強いですが,どこか爽やか.是非試してみてください.
もちろんコートダジュールの綺麗な海も見れます
もちろんマントンでも紺碧海岸を見ることができます.砂浜のビーチもあるので,夏は海水浴を楽しむ人で溢れます.さらに,海沿いにたくさんのレストランが構えていますので,綺麗な海を見ながら食事やワインなんていかがでしょうか?
ジャン・コクトー美術館が見所
この綺麗な街並と海,太陽を愛したジャン・コクトーが彼の多くの作品の中でマントンを描いています.そしてそれらが展示されたジャン・コクトー美術館が海沿いに建っています.とても印象的な作品ばかりなので,ジャン・コクトーにそれほど詳しくない人でも楽しめると思います.
マントンには2つのジャン・コクトー美術館があります.下の写真で言うと,左が古い美術館,右が新しい美術館.それぞれ年代の異なった作品が展示されているため,印象が全然違います.時間の許す方は両方訪れることをおすすめします.
メインストリートとは別世界のマントン旧市街
マントンにはお店やレストランが集まるメインストリートのほかに旧市街もあります.旧市街は街並が全く異なります.これぞ南仏といったオレンジや黄色の建物にパステルカラーの窓,古き良き南仏の世界を味わうことができます.また,旧市街の入り口にはお土産屋さんがあって,南仏特有のお土産を手に入れることもできます.
壁にかける花瓶です.色や柄が南仏っぽいですね.持ち帰るのは大変かもしれませんが,余裕がある人は是非!
毎年2月に開催される「レモン祭」
マントンでは毎年2月に「レモン祭」が開催されます.下の写真のようにレモンとオレンジでつくられたオブジェが会場に展示されます.そして海沿いのプロムナード(散歩道)ではパレードが開催され,オブジェはもちろん,たくさんのパフォーマーがダンスしたり楽器を演奏したり,紙ふぶきを撒き散らしたり・・・それはそれは楽しいです.会場にはアップテンポな曲が流れ,みんな踊りながら楽しみます.
私は2014年の2月に訪れたのですが,その年は「海」がテーマだったので,オブジェとしてカニやクジラが並んでいました.